今回は補助ボーンを追加して、前垂れの形を整えてみます。最初のポーズをとってみましたが、前垂れの形が不自然になっています。これを補助ボーンを追加して修正できるようにしてみます。
リグのオブジェクトデータプロパティパネルで右下三番目のレイヤを表示します。メッシュに関連付けられたボーンが表示されるので、編集モードで腰の基本ボーンのルート部分から【E】でボーンを二本伸ばします。
作成した補助ボーンを前垂れの位置に合わせます。
オブジェクトを選択し、編集モードで前垂れ部分を選択します(この場合は前垂れ用のマテリアルを利用して選択しています)。
【Sift】【H】で前垂れ以外の部分を非表示にします。
リグを選択しポーズモードにし、【Sift】+右クリックでオブジェクトを同時選択し、ウエイトペイントモードにします。太もも部分のボーンを【Crt】+右クリックで選択します。
左下の頂点選択ボタンをクリックすると編集モードで表示にした部分のみが表示されるので、当該ボーンの影響を除きます。
同様にして左右の太もも部分のボーンの前垂れ部分への影響を除きます。なお、各ボーンの選択は頂点選択モードではできません(【Crt】+右クリックは、頂点の選択になるため)。通常モードに戻って行います。
補助ボーンを選択し、頂点選択モードにして前垂れ部分に加算ブラシで影響するようにペイントします。
ポーズモードで補助ポーンを回転させ、動きを確認します。
最終的には、補助ボーンの縮小も利用して前垂れの大きさも調整してみました。
これまでに利用したポール用ボーンや補助ボーンの追加、ウエイトペイントによる調整などは随時必要になった都度に行っていくことにし、次回からはリグとシェイプキーを併用して、この広目天にラジオ体操をさせてみることにします。