手始めに、キッチンを作りながら、blenderの基本操作を学習していきます。先ずはインストールと初期設定です。
1 blenderのインストール
blenderのインストールはとても簡単で、ダウンロードサイトでOSに合った最新のファイルをダウンロードし、任意のフォルダーに解凍するだけ。解凍ファイルの中に実行ファイル(blender.exe)があるので、それをクリックすれば起動します。現時点ではblender2.8はベータ版ですが、それを導入しています。
2 日本語化
blenderを起動したら、先ずは日本語化しましょう。
blenderのウィンドウは設定によって表示数やレイアウトが変わりますが、標準的なレイアウトはこうなっています。左上に各エディタの種類を選択できるボタンがありますので、preferences(設定)を選択します。
左のタブでinterfaceを選択し、LanguageでJapaneseを選択し、TooltipsとInterfaceにチェックをいれます。(NewDataの名前を日本語化するとエラーが生じるおそれがあるようです。)
3 初期設定
やっておきたい初期設定をしましょう。主に【入力】【視点の操作】【ファイルパス】で必要な設定を行います。10キーのないノートパソコンの場合は【入力】のキーボードでの10キーの模倣を、cドライブの容量に不安がある場合は【ファイルバス】で一時ファイルの保存場所を変更する。などの設定変更を行います。【視点の操作】周回とパンー選択部分を中心に回転、ズームーマウスの位置にズームなど 好みで設定してください。
【アドオン】も重要な設定ですが、のちに説明します。
4 初期設定ファイルの保存
初期設定を保存しておけば、次回から自動的に読み込まれるようになります。
初期設定の保存は、右上の折り込みボタンの自動保存にチェックをしておけば、自動的に保存されます。自動保存のチェックをはずした場合は【設定を保存】ボタンが現れるので、それを押して保存します
5 単位の設定
2.8になり初期設定でシーンの基本単位はメートルになっています。 (旧バージョンのblenderでは初期設定では、blender独自の単位を使用していたため、ファイル毎に使用単位をメートルに設定しなおしていました)。シーンによってはセンチやインチに変更することも可能です。プロパティエディタで【シーン】→【単位】