精密図からイラストレーターでパスを作成し、svgファイルでブレンダーに取り込んで、機体のモデリングをしてみましたので、手順をまとめておきます。
イラストレーターで精密図を基に、前面、横、上下の各図面から必要な線をパスにします。
svg形式にして、ブレンダーに読み込みます(ブレンダー2.8で読み込もうとすると、何故か、意味不明のエラーがでたので、とりあえず2,7でインポートして、一旦ブレンダーファイルで保存したうえで、アペンドで2.8にとりこみました。)。
編集モードで見るとカーブとして編集可能なことがわかります。
ツールバーでメジャー機能を使い、図ってみると60センチくらいの飛行機になっています。
ゼロ戦(35型)の実寸である長さ9121ミリ、幅11000ミリの平面を作成し、【A】で全選択し【S】で平面を基準に拡大します。
トランスフォームパネルで、拡大率を確認し、他の取り込んだパスを【S】【拡大率】でスケールを合わせて、上、右、前の各面に配置します。
次に、前面の精密図面にあった、肋材を配置します。一番前の精密図面では「防火壁」とあった肋材を配置してみます。
同様にあとの肋材を配置していきます。
全ての肋材を配置してみましたが、配置にあたり中心の取り方にあいまいな部分があり、今後の影響が危惧されます。パス作成段階で各肋材の中心を取りやすいように十字線を加えておくとかの工夫が必要だったと思われます。
あと、補助燃料タンクを機体の下に配置して、パスの配置は終了です。
このパスを元に、次回からモデリングの手順を説明します。なお、2.8でsvgファイルの読み込みができなかった原因については今後わかればご紹介したいと思います。