ちょっと寄り道 ゼロ戦 8機体


機体全体のアウトラインを作っていきます。

プロペラシャフトとエンジンカウル部分は単純な回転体なので、カーブをそのまま使い、スクリューモデファイアーで作成します。エンジンカウルのカーブを変形して、回転したときに厚みのある中空になるようにします。

スクリューモデファイアーの効果については、いまだはっきりと理解できてはいませんが、オブジェの原点を通る軸を想定して回転するようなので、原点の設定は慎重にする必要があります。また、回転の軸については、そのオブジェの最初の(拡大や移動、回転前の)座標軸のような気がします(確信はありませんが)。今回はx軸を中心に回転させるため、オブジェメニューのスナップでカーソルをワールド座標原点に移動し、その後同じくオブジェメニューの原点の設定で、オブジェの原点をワールド座標原点に設定した後、スクリューをかけました。

プロペラシャフトは、後方の中心部分に制御点が無かったので先ず細分化してから変形にかかりました。

あと垂直尾翼と水平尾翼は主翼の作成手順と同じ手順で断面のカーブをメッシュに変換し、【E】で押し出しながら、位置や大きさを調整して、作成しました。

続いて機体本体のモデリングにかかります。肋材の断面図を上、横、前の視点を切り替えながら、各部分に配置します。そして、機首部分を円カーブを使って丸くつくります。

各肋材を配置

機首部分に円を配置し、大きさを合わせて、編集モードで【E】で押し出して短い円柱を作成します(円柱にせず、円のままだと、あとで行うシュリンクラップモデファイアーでなぜか無視されます。)。

一番後ろの肋材を複製し縮小し、機尾に配置します。

次に各肋材をオブジェクトの変換でメッシュに変換し、すべての肋材と先ほどの機首部分の円柱を【Sift】【右クリック】で複数選択し【Crt】【J】で一つのオブジェクトにします。

uv球を作成し、機体に沿って縦のラインが揃うよう90度回転させ、移動、拡張して先ほどの肋材がすっぽり覆われるよう配置します。

球を選択し、シュリンクラップモデファイアーで対象オブジェクトに先ほど一つのオブジェクトに合体した肋材を指定します。

機体の凹凸が反映されていない個所が何カ所かありますが、これは編集モードで当該部分に【Crt】【R】でリングカットで線を加えると解消されます。また念のため細分化を一回しておきます。

もう一カ所凹凸のひどいところがあったので、リングカットをして修正しました。

先に作成した主翼等と合わせてみました。

エンジンカウルとの調整や翼と機体の接合部、コクピット部分など細かな手入れは必要ですが、大まかな形状はこれで完成です。

PS  ザクっとシュリンクラップを使ってみましたが、微妙な曲線部分が反映されていないことから、少しひと手間を入れてみました。各肋材を【E】で押し出し円柱にして、機首部分の円柱を細分化したうえで、【Sift】【D】で複製しながら各禄材にシュリンクラップをかけ、機首部分と同じ構造の円柱でできた肋材を作成し、UV球をシュリンクラップしてみました。

機首部分の円柱を複製し一番目の肋材にシュリンクラップをかけた状況です。

肋材を【Crt】【J】で一つのオブジェクトにしてあれば、あとはこの円柱を複製し【G】【Y】で次の肋材のところに移動させると自動的にシュリンクラップがかかります。

これで作成した円柱を一つのオブジェクトにし、UV球にシュリンクラップをかけたところ、細かな局面も反映されるようになりました。(特に、胴体中央下部の曲線部分)

今回はここまでです。


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