〜雨は夜更け過ぎに、雪へと変わるだろう〜
と山下達郎が歌ったのは、今から36年前の1983年(昭和58年)。この年、4月には東京ディズニーランドが開園し、我が国での映画の興行収入トップは、スピルバーグの「ET」。日本はOPECの強硬な原油価格の吊り上げによる第二次オイルショックを省エネと金融引き締めにより乗り切り、これから、あのバブル期に突入する前夜だった。
あの頃のクリスマスソングの定番はジングルベルやホワイトクリスマス。そしてこの「一人きりのクリスマスイブ」。この歌の舞台として、あなたが思い浮かべる場所は、さてどこでしょうか。やはり、東京、でしょうね。バブル前夜のわくわくするような時代。雪のクリスマス。
雪のクリスマスはどこへ
しかし、その後、昭和から平成になり、あのバブル崩壊から30年、ジャパンアズナンバーワンから、隣の中国に経済や最近では技術力も追い抜かれ、メイドインジャパン製品もこの頃少し信頼性に欠けるような。そして、イブになっても、ジングルベルもほとんど町中に流れなくなり、なにやら小春日和が続き、ホワイトクリスマスのイメージもなくなってしまったようです。
雨が夜更け過ぎに雪に変わるということは、最低気温は氷点下前後。 そこで、12月24日の最低気温が氷点下になった年を調べてみた。こんな時に重宝するのが、
気象庁のホームページ。
ここで「気象」「気象観測データ」「過去の地点気象データ・ダウンロード」で東京の12月24日の最低気温を調べて見た。
12月24日の気温の変化を調べて見ました。
これによると1961年のクリスマスイブ以降、氷点下になった日は一日も無くなってしまってる。また、雪の可能性があると思われる0度台でも7日だけ(21世紀になってからは2005年の1日だけ)。ちなみに1900年からの60年間では氷点下の日が34日(ほぼ2年に一回は天気によってはホワイトクリスマス)。
山下達郎の名曲を日本の未来の若者はどう聞くのだろうか。
世の中の大方の見方によれば、程度の差はあれど、地球温暖化は今後も続くよう。20年後の若者たちにとって、一人きりのクリスマスイブの舞台として思い浮かべる場所は、山岳地帯を除いて、日本国内にあるのだろうか・・・。
ブログテーマに「地球温暖化」を加えることとした
小泉環境相のセクシー発言やこの頃の異常気象も気になるところでもあり、また、このブログを覗くであろう 3Dおたくの皆さんにも、地球の未来に興味をもっていただきたく 、ブログテーマとして、3Dに加えて、「地球温暖化」を取り上げることとしたので、よろしくお願いします。