(後で判明したのですが、RIGIFYにはIK用ポールは用意されていますが、初期値では無効かされていることが分かりました。「相撲の決まり手ーRigifyでIK用ボールの有効化」を参照してください。)
東大寺の広目天を作ってみました。今後は色々なポーズを取らせて遊びたいと思いますが、今回はリギングに挑戦してみます。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-21-23.09.06.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-21-23.09.36.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
今回もアドオンにあるRigifyを使用します。アームチェアのHumanを作成し、拡大や編集モードでの編集でオブジェクトにフィットさせます。
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![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-21-23.26.57.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
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変形を適用し、オブジェクトデータプロパティでGenerateRIgボタンをクリックします。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-22-00.20.15.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
リグが作成されます。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-22-00.21.14.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
オブジェクトを選択した後【Sift】でリグを同時選択し、【Crt】【P】で関連させ、ポーズを付けてみます。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-22-00.22.07.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
膝が逆向きにしか曲がりません。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-22-22.27.07.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
この場合は、メタリグのボーンの位置が問題なので、折角ですが作成したリグを削除して、メタリグを編集しなおします。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-22-22.31.39.png?resize=1024%2C576&ssl=1)
膝部分のボーンルートの位置を少し前に修正します。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-22-22.31.57.png?resize=1024%2C576&ssl=1)
正しく曲がるようになりました。ただ色々なポーズを正確に決めるためにはやはり膝の曲がる方向をリードするターゲットが欲しくなります。そこで今回は、このリグを少し改善してみます。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-22-22.33.42.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
先ず、脚のIKを設定しているボーンを探し出します。オブジェクトデータプロパティパネルのレイヤの右下最後の3つが非表示になっています。前に犬のリギングでウェイトペイントするときには右から3番目のレイヤを使用しましたが、今回は右下2番目のレイヤを表示します。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-23-01.39.51.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
ポーズモードで黄色の下肢のボーンを選択し、ボーンコンストレイトプロパティパネルを見るとIKが設定されていることがわかります。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-23-02.03.17.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
IKのターゲットは「MCH-thigh‗ik_target_R」となっています。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-23-02.08.18.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
編集モードにして、ツールのx軸ミラーをオンにして、ターゲットになっているボーンを選択し、【Sift】【D】で複製します。左右のボーンがポール用に複製されますので、それぞれ分かりやすい名前にしておきます
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-23-02.13.14.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
ポーズモードにすると移動しておいたポール用ボーンが複製元のボーンを重なってしまっています。ポール用ボーンを選択し、ボーンコンストレイトプロパティパネルを見ると、
CopyLocationが複製元のボーンから引き継がれて適用されていることが分かります。このボーンコンストレイトを削除しておきます。その後、IKの設定されている下肢のポーンを選択し、ボーンコンストレイトプロパティパネルで、IKのポールターゲットに先に作成したポール用のボーンを設定します。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-23-02.36.50.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-23-02.37.28.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-23-02.39.36.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
ボーンコンストレイトプロパティーのポールの角度を調整して膝の向きがポールの位置を向くようにします。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-23-02.43.13.png?resize=1024%2C559&ssl=1)
最後に、ポール用ボーンを選択し、ボーンプロパティのトランスフォームの位置の右にある鍵印を鍵が開いた状態にし、移動させてみて効果を確認してみます。
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今回はここまで。
なお、このままでは、作成したポール用ボーンは右下2番目のレイヤにあるので、今後の作業のしやすさを考えると、ここで左右下肢のそれぞれのIK用のレイヤに移動させておく方がベター。
PS
デフォルトで膝のIKのポール用のボーンがあることが分かりましたので、追記します。
左下2番目のレイヤをよく見ると左右の膝前にポールターゲットらしいボーンがあります。
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ポーズモードで、IKが適用されているボーンを選択し、ボーンコンストレイトプロパティパネルで、IKのポールターゲットを変更します。
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新しく設定されたポールターゲットを選択し、ボーンプロパティパネルで移動ロックをはずし、動きを確認します。
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新しいポールターゲット用のボーンのレイヤを左脚用のIKレイヤに移動しておきます。
![](https://i0.wp.com/mamusejp.com/wp-content/uploads/2020/08/スクリーンショット-2020-08-30-06.15.14.png?resize=1024%2C559&ssl=1)